今週末は、外出自粛もありますので、読書に時間を使おうと思います。まずは、ウェブ心理塾生、小峰聖さんの初出版
『感動を伝える仕事 エンタテインメントを支える特殊効果の世界』(ビジネス社) https://amzn.to/3aqS7ga
を読みました。
私の主催する ウェブ心理塾には、様々な業種の人が集まっていますが、その中でも舞台での「特殊効果」演出を仕事する小峰さんは、かなり尖った存在です。それも、劇団四季の『アラジン』の花火などの特殊効果を受注する、日本最古の特殊効果会社の社長なのです。
今までも、話としては、「特殊効果」の裏舞台について聞いていましたが、映画ファンであり、舞台やミュージカルも大好きな私としては、非常に興味深い一冊でありました。
普通に劇団四季『アラジン』を見て、花火が上がったり、爆発したり、「凄いなあ」「迫力があるなあ」と思いますが、それを作りあげるまでの努力がすさまじい。
米国製の花火の輸入では、価格が高くて採算がとれないので、国産の花火会社に出向いて、ゼロから新しい花火を開発したというから凄いです。さらに、日本の舞台史上、最大級の火薬料で、東京消防庁の許可を得るのも、かなりたいへんだったようです。
たった１本のミュージカルの裏で、これほど膨大にエネルギーと相違工夫があって、ミュージカルを盛り上げているんだ！ という驚き、そして感動。表舞台には絶対に出ない、裏方さんの「底支え」があって、素晴らしい作品は成り立っているのかと。
「特殊効果」の世界というと、非常に特殊な世界に思えますが、舞台やミュージカルで、実は必ず見ている世界であもあるわけです。「特殊効果」に興味のある人、あるいはミュージカルや舞台の裏の演出に興味のある人には、楽しく読める１冊です。
『感動を伝える仕事 エンタテインメントを支える特殊効果の世界』(小峰聖著、ビジネス社)
https://amzn.to/3aqS7ga
